オプション両側売りを自動売買で(デルタニュートラル目標)

岡三RSSで完全自動売買エクセルシートを作成して、オプション両側売りを継続します。バックテスト結果に基づき、デルタが概ねニュートラルになるポジションを維持します。売り枚数はコール、プットともに一枚。証拠金は100万円程度で、月3万円の収益を目指します。

両側売りのリスク(その3)

225miniが12時間で7%強暴落 → プットオプション急騰により、両側売りのプット側に期待収益の2か月分から4か月分の損失が発生した。

 

ということを、リスクカテゴリーのリスク(1)とリスク(2)で確認しました。

 

225miniが暴落すると売りポジションのプレミアム10円強のプットオプションが9倍や25倍に急騰した(あくまでも2018/2/5から2/6の値動きについて、です。)のですが、では、趣向を変えて、プレミアム1円の、よく屑オプションなどといわれるオプションがどんな値動きをしたのか、確認します。

屑なんてとんでもない、という風に思っていますので、実際の値動きでご紹介します。

 

 

こちらは、2018/2/5の大引け時点で1円であった、プット2月限20000円です。

日本時間の寄り付き直後に150円まで急騰し、2018/2/6の大引けは45円で引けています。1円のプットがザラバで150倍まで、終値ベースで45倍になりました。

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さらに250円アウトの権利行使価格、こちらは、2018/2/5の大引け時点で1円であった、プット2月限19750円です。

日本時間の寄り付き直後に130円まで急騰し、2018/2/6の大引けは30円で引けています。1円のプットがザラバで130倍まで、終値ベースで30倍になりました。

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こちらは、上でご紹介した、プット2月限19750円よりもさらに250円アウトのプット2月限19500円です。

日本時間の寄り付き直後に110円まで急騰し、2018/2/6の大引けは21円で引けています。1円のプットがザラバで110倍まで、終値ベースで21倍になりました。

 

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以上は2018年2月限で、SQまで残存日数が数日のオプションの値動きです。

 

 

残存日数がたっぷり残っていた、2018年3月限ではどうでしょうか。

まず、2018年3月限プット16250です。

2018/2/5の大引けでは2円だった銘柄です。

日本時間の寄り付き直後に60円まで急騰し、2018/2/6の大引けは28円で引けています。1円のプットがザラバで30倍まで、終値ベースで14倍になりました。

値動きが2月限に比べてマイルドですね。

 

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2018年3月限プット16500です。

2018/2/5の大引けでは3円だった銘柄です。

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2018年3月限プット16750です。

2018/2/5の大引けでは3円だった銘柄です。

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2018年3月限プット17000です。

2018/2/5の大引けでは4円だった銘柄です。

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3月限はおおむね、値動きがマイルドですね。

 

いずれにせよ、1円や2円のオプションを保有する意味は十分にあると思うのです。