2019/8/30(金)の負けを踏まえて今後の方針検討
日経がたった243円高になったくらいで、6日営業日分の利益を吹き飛ばしてしまうようではよろしくないので、対策を考えなければならない、と考えています。
バックテストのエクセルを、現状の設定、コールは30円以上の権利行使価格の売り、プットは10円以上のプレミアムの売り、の両側売りポジションを維持する前提で走らせてみると、確かに8/30(金)は以下の感じで大きくやられています。
なぜこうなったか自分なりに整理すると、以下かなと思います。
・今はボラがとても低いので、ボラが上昇するとプレミアムが大きく反応する。売り方には不利な状況であること。
・デルタがショート(-0.05~-0.1)になっていて、とりわけ8/30はデルタが-0.12であって、日経の上昇には弱い。
売り方に不利な状況を少しでも有利に傾けるためには、現状でも相対的に高く評価されている売れミアムを売ることだと思います。
かつ、デルタをもう少しニュートラルに近づくような設定が必要。
以下は、2019/8/31(土)の午前5時30分に先OPが引けた時点の、コール9月限のボラティリティスマイルです。
今の岡三RSS両側売りシートの設定では、コールは30円以上のものを売るので、上記でいえば21250を売ることになります。
ここは、確かにボラが一番タイトな権利行使価格になっていました、、、
もっとイン側をうるか、アウト側を売るか、すれば、高く評価されているプレミアムを売ることになる、つまり、ボラ上昇/日経平均の上昇に対する感応度がより低いオプションを売ることになるので、売り方不利な今のマーケットのなかで、少しでも立場を有利にすることができる、というのが今回の結論です。
コール5円以上のものを売るように設定を変更、あわせて、プットも5円以上のものを売るように設定を変更するとどうなるか、バックテストを走らせてみます。
収益は、今の設定の半分になりますが、価格変動・ボラ上昇に対する負けっぷりは、今よりも大分改善されることがわかりました。
デルタについては、
このような感じで、相変わらずショートであるものの、-0.02よりもゼロに近い水準にとどまっています。
来週月曜日から、これでやってみようかな、と思っています。
期待収益を現在の設定並みにするためには、2枚ずつ売らねばなりませんが、その場合に証拠金がいくら必要になるか確認します。
以下岡三オンライン証券のSPANシミュレーションで試算しました。
5円程度のコール、プット両側売りで、新規注文発注のためには316,680円の証拠金余力が必要です。
コール、プット2枚ずつだと、633,360円。
コール、プット2枚ずつ売り建て状態で、コール、プットともに銘柄を入れ替える場合には、1,284,400円の証拠金余力が必要に。
150万円程度は先OP口座に入金しておかねばなりません。
証拠金は毎週見直しされるので150万円でも足りなくなることがあるのですが、とりあえず150万円で様子をみながら。